白内障の日帰り手術についてご説明します。手術は火曜日の午後、予約制で行っています。
白内障とは
- 目のなかにある水晶体というレンズの働きをする部位が、何らかの理由で濁ることをいいます。
- 多くの場合は加齢に伴うもので、病気ではなく加齢による変化です。
- 自分で気になる年齢、病気の進行具合、見え方の変化には個人差があります。
- 視力低下だけでなく、霞んで見えたり(霧視)光のまぶしさが強くなったり(羞明)することもあります。
- 稀ですが目をぶつけたことがある、からだの病気や飲んでいる薬があるとその影響などで若くしてレンズが濁ることがあります。症状、治療法は同じです。
- 進行をゆっくりにする目薬はありますが、元のように濁りがなくなる、全く進行しないということはありません。
- 根本的な治療は手術しかありません。
白内障手術とは
- 濁った水晶体を人工のレンズ(眼内レンズ)に入れ替えます。
- 手術室で麻酔をし消毒をしてから、目に道具が出入りできる2.4mmの傷をつくります。
- そこから白内障手術専用の機械を使って水晶体の濁りを取って、残ったきれいな部分(水晶体嚢)に眼内レンズを入れます。
- 目の中を掃除して、レンズの位置や傷の具合を見て問題がないのを確認して、手術終わりです。
- まれですが、濁りが全て取りきれない場合、眼内レンズを入れられない場合、急に大出血をおこして手術を続けることができない場合などがあります。
- 予定通り手術が終了できない場合は、後日再手術目的で他施設へ紹介することがあります。
- まれですが、手術が問題なく終わっても目の中にばい菌が入ったり、予想以上の出血や炎症が起こったりすることがあります。多くの場合は目薬や内服薬で治療します。その間は見え方が良くならないことがあります。重症の場合は手術や注射での治療が可能な他施設へ紹介することがあります。
- 手術後の注意点が守られなかったり、目薬や定期検査ができなかったりすると上のような術後合併症のリスクがあがります。
当院での手術に関すること
- 当院では患者さん本人が手術をしたい、と決心できなければ手術はしません。
- 当院での白内障手術は、手術のあと眼鏡なしで遠くも近くもよく見えるというものではありません。
- 当院は日帰り手術になります。
- 手術は火曜日の午後になります。
- 手術は片目ずつです(両目手術の場合は2週間連続でやることができます)。
- 手術当日は必ず付き添いが必要です(1人で来院して1人で帰宅はできません)。
- 手術は局所麻酔(痛み止め)を使用します。手術中は起きている状態での手術になります。
- 当院では選定医療に該当する多焦点眼内レンズの取り扱いはありません。
- 入院での手術希望、1回の手術で両目の手術希望、眠った状態(全身麻酔)での手術希望、多焦点レンズでの手術希望の際はそれらができる施設へ紹介になります。
- 手術室に入ってから手術が終わるまで(30分ぐらい)、仰向けで安静にできなかったり、極端に力が入ったり、目がキョロキョロしたり身体や顔が動いてしまうと安全に手術ができないため、手術を中止することがあります。
- 手術前後安静用の寝具一式代として 1650円(全員)、個室代として 1100円、2200円(個室希望の場合 手術前に選べます)、術後の金属眼帯 550円・プラスチックゴーグル 3850円(手術前に選べます)がかかります(全て税込み)。
白内障手術までの流れ
初診
- ①屈折検査、視力検査をして眼鏡なしの視力、眼鏡をかけた場合の視力(もともと眼鏡、コンタクトをつけているひとはその視力も)を測定。
- ②車を置いて受診していれば、点眼薬をつけて瞳孔を開いた状態で、白内障の詳しい具合とそのほかに眼の病気がないかどうか、眼底検査、画像検査。
- ③白内障以外に視力に影響のある病気がなければ白内障手術の相談。
- ④手術後にたくさんの目薬をする必要があるので、目薬の練習もかねて自宅で目薬をしてもらいます。
初診のご注意自分の運転で受診してしまうと点眼をつけての散瞳検査ができません。
点眼後は半日(8時間くらい)まぶしい、ピントが合わないなどの症状が残るので、自分で運転ができなくなります。
目薬の効果がでるのに時間がかかるので、遅い時間に受診するとその日のうちに検査ができないことがあります。
点眼後は半日(8時間くらい)まぶしい、ピントが合わないなどの症状が残るので、自分で運転ができなくなります。
目薬の効果がでるのに時間がかかるので、遅い時間に受診するとその日のうちに検査ができないことがあります。
再診(1回目)
- ①目薬がきちんとつけられたか、受診がちゃんとできるかチェックします。
- ②手術に必要な検査(採血や涙の通り道の検査、手術の時目の中に入れるレンズの種類や度数を決める検査)をします。
- ③診察でどちらの目の手術をするか(どちらを先にするか)、術後眼鏡なしでどのような見え方を希望するか決定します。
- ④手術の日にちや直前の説明の日にちを決定します。
再診(2回目)
- 手術の10日前前後に再診していただき、体調確認と手術前の目薬処方、入院日の詳しい説明(来院する時間や持ってきてもらうものなど)をします。
- 手術承諾書をわたします(入院時に記入して持参していただきます)。
白内障手術当日の流れ
- 院内で食事はできないので、来院前に軽い昼食を食べてきてください。
- 10時30分には来院していただきます(事前に処方された目薬、承諾書、マイナンバーカード、資格確認書などを忘れないようにしてください)。
- ①体調に問題なければ、検査・診察した後手術の準備になります。着替えや手術に必要な目薬を時間通りにやっていただきます。
- ②手術は13時からです。消毒などの準備のためその前から順番で手術室に呼ばれます。
- ③手術が終わったら眼帯になります。しばらくお部屋で休んでいただき、体調確認と帰宅後の注意事項、翌日の予定を確認をします。
- ④説明終了後、手術終了確認の用紙を受付窓口に出してから帰宅となります。
ご帰宅について
- 希望があれば手術後診察してからの帰宅もできます(診察はすべての手術が終了した後になるので帰宅時間は遅くなります)。
- 眼の状態によってはこちらから手術後診察を指示する場合もあります。
- 帰宅後何かあった場合のホットラインを教えています。何かあれば24時間電話対応します。
- 帰宅後は眼帯での生活になるので注意して生活してください。
- 眼帯は翌日の受診までそのままになります。
- 運転したり、髪や顔を洗ったり、お風呂に入ったりできません。
- 手術をしていない目の目薬はそのまま続けてやってください。
- 会計は手術翌日に、手術日(検査・手術・個室料金、ベッドシーツ代、眼帯・ゴーグル代など)と翌日の検査分とまとめていただきます。
白内障手術翌日の流れ
- 手術翌日(水曜日)朝は眼帯をしたまま、自分で運転をしないで受診してください。
- 8時30分に受診になります。
- スタッフに眼帯を外してもらってきれいにした後、視力や眼圧など検査をし診察になります。
- 眼帯を外したあとは、金属製の眼帯(主に片目用)やゴーグルを着用していただきます。
- 1回目の診察後手術で目に入れたレンズや目全体に異常がないか、目薬をつけて瞳孔を開いて検査をします。
- 目薬の効果がでるまでの間に、術後の目薬(3種類)のやり方や生活上の注意することなどの説明をします。
- 2回目の診察後、次回の予約をして帰宅となります(通常翌日の木曜日か翌々日の金曜日です)。その日は瞳孔が開いているので運転はできません。
それ以降の流れ
- 手術をした週の木曜日か金曜日に視力などの検査をして、問題がなければ次回は翌週の診察になります。
- 経過が良ければそこから1週間→2週間→3週間と間隔が長くなっていきます。
- 術後3カ月までは毎月の診察となります。
- 術後3か月後以降は3か月後(術後6か月)診察となり、問題なければ術後の定期検査は終了となります。その後は他の目の病気があればその治療に必要な間隔になります。
- 経過に伴って術後の点眼薬が減っていきます。術後3か月後程度で術後点眼は終了になります。
注意事項
- 術後の目薬は決められた回数、決められた時間につけるようにしてください。
- 目を強くこすらないようにしてください。寝ているときにこすってしまうことがあるので、術後1か月程度は手術した方の目に金属の眼帯かプラスチック製のゴーグルをして寝ていただきます。
- 飲酒はしばらく控えましょう。特に手術終わってすぐは血の巡りが良くなるので痛みが強くなったり出血のリスクが増えたりします。また傷の治りが遅くなったり、酔って転んでぶつけたりこすってしまったりするリスクが増えます。
- 手術翌日以降は入浴可能です。顔は石鹸などをつけずに優しく洗ってください。
- 男性は髭剃りしても大丈夫ですが泡は必要最低限にしてください。
- 1か月程度は坊主頭の方以外は、男性女性とも髪はパーマ屋さんで仰向けになって洗ってもらってください。自宅で下向きで洗うとシャンプーや流した水が目に入る恐れがあります。
- 毛染やパーマは術後1か月はできません。
- 通常術後3-4日は運転はできません。もともと使用していた眼鏡が合わない場合は先に眼鏡を作成してから運転可能になります。
- 通常術後10-14日は汗をかくような仕事、力を入れるような仕事、目が汚れるような仕事はできません。手術前に職場へ報告しておくことをお勧めします。
ご不明な点は、診察時間内にお電話でお問い合わせください。
お電話する(0243-23-0024)
野地眼科医院